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グローバル人材育成(海外派遣)

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派遣先企業の声
Fuji Xerox Asia Pacific Pte. Ltd. 金澤啓彦氏 (シンガポール)

Senior Manager, Learning and Development / HR 

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今回弊社のビジネスに関係する「紙による情報伝達から電子デバイスによる情報伝達への移行はどのような点から進んでいくのか」という視点で調査・議論をさせて頂きました。このテーマは、より良いコミュニケーション手段の提供を通じてお客様や社会に貢献する、という弊社の理念に直結するものであり、且つ、改めて学生という若い視点と向き合う良い機会を頂きました。

また、海外にて人材育成を担当させて頂いている私の役割としても今の学生がどのようにグローバルに活躍していくという事に真摯に向き合っている彼らと議論する事は、今後の日本を含めたグローバル人材育成を考える非常に良い時間でした。最初にこのような機会を頂いた事に御礼申し上げます。

一緒に議論をさせて頂いた4名の学生の方々を見て3つの点を強く感じました。

1点目は「踏み出す力」をしっかりともたれているという事。4名とも非常に前向きで、新たな事に挑戦する時に一歩を出せる力を持っていると感じました。英語でのプレゼンテーションや議論はほとんど経験が無いとお聞きしており、正直少々不安な点でもありましたが、4名全員、緊張はされていましたが(笑)臆する事もなく積極的に自分の意見を発言されていました。

2点目は「自分の意見を場に出す」という姿勢をもたれている事。海外で仕事をしていると一般的には日本人は自分の意見を議論の場で積極的に伝えない傾向にある、と言われていますし、事実そのように見受けられます。これは日本で受けてきた学びのスタイルの違い、即ち我々がつくってきた彼らに与えた経験の場からきているものと考えられていますが、初対面の我々のメンバーにもしっかりと自分の意見をぶつけ、議論に貢献されていました。

最後に「Aspiration(貪欲さ)」があるという事。もちろんそのような方を選抜されて来ているのだと思いますが、自分のキャリアに対する強い意志・意欲を感じました。「英語のほかに何語が必要と思われますか?」という質問には正直驚かせられました。中国や韓国など他の国の若い人たちと話をすると同じように母国語と英語に加えて何語を話せるように勉強している、と良く聞きます。そういった意味では皆さんその意欲はグローバル水準に達していましたね。企業においてまた人材育成に携わる立場として、今回のグローバルキャリア演習は是非継続して続けて頂きたいと思っています。

早いタイミングで「企業の業務」に直接触れるという事は学生にとって「何を身につけるべきか」また「何に貢献できるのか」を改めて知り、自分の知識やスキルをしっかりと学生の間に身につけることができる重要なきっかけと考えています。昨日も他の企業の人事の方と話をしていたのですが、シンガポールを含め多くの国がインターンシップなど含めて積極的に学校が企業と協業で人材育成を実施してきています。日本の学校に通っている有能な学生がこのような点で他の国に遅れを取ることなく、むしろ先んじて能力が発揮できる仕組みをつくっていきたいものです。グローバルという点でも同様です。人は経験により育っていくものと思います。我々企業も一緒になり、経験できる場を若い人財に提供できていければと思います。

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