menu

機構について

HOME > 機構について > 英語化支援策とFD研修 > 第4回大学院授業英語化FD勉強会を開催

英語化支援策とFD研修

第4回大学院授業英語化FD勉強会を開催

2015年12月15日(火)の第3回に続き、2016年2月16日(火)午後6時より品川キャンパス第2会議室
にて、第4回大学院授業英語化FD勉強会を開催しました。廣野育生先生(海洋生命科学専攻教授)、大迫
一史先生(食機能保全科学専攻准教授)を話題提供者に迎え、大学院授業英語化に関する情報交換を行い
ました。両先生に様々な授業の工夫をお話しいただき、ご出席の先生方からも経験談を共有いただくなど、活発な意見交換の場となりました。

廣野先生のお話
・グローバルな研究環境で、最大40人中25人が留学生(計11か国)だったことも
・英語のPPTスライドはシンプルかつ興味を持たせる内容に
・必要に応じて講座最終日に日本語で要点を解説することも
・英語での講義方法はYouTubeの動画等からも表現法やレクチャースタイルを学んでいる
・初日に英語以外を母国語とする留学生に英語で話してもらい、話しやすい空気をつくる

大迫先生のお話
・研究室に留学生が多く、日本語の使用割合が下がり、英語の比重が上がっている
・4年生はスライドを英語で作成し、発表は日本語で行う(院生はスライド・発表とも英語)
・ゼミ生は全員、指導教員立案型プログラムで海外に1か月派遣される
・講義や質疑応答を英語で行うため、学生は英語による修士論文の発表に抵抗がない
・英語化の「濃度」を上げていくと敬遠する学生もいるようだ

またご参加の先生方からいただいたご意見には以下のようなものがありました。
「授業を英語化すると講義内容が素朴になる部分もたしかにあるが、知識の伝授ではなく、その現象を
 どう解釈しどう
疑問を持つかという考え方を教える機会になっている」
「授業英語化の濃度を上げた結果、学生には一時的に敬遠される結果となっても、グローバル意識の
 高い学生からはニーズがあり、そうした学生の数は今後増えていくだろう」
「英語化済み科目が80%を超えた今、学生は英語から逃げられない状況になっている」
「大学の使命には学生の教育と学外への情報発信があるが、後者に関しては情報が拡散される範囲が
 格段に違う英語でアウトプットしていく必要はある」
「教員が科目別に共有できる英語スライドのバンクがあるといい」
「今年の修士論文発表会では学生が堂々と英語でプレゼンしており、頼もしく思った」

 次回の大学院授業英語化FD勉強会は4月の開催を予定しています。

 

FD第4回全体.jpg

   
   廣野先生.jpg   大迫先生.jpg

HOME > 機構について > 英語化支援策とFD研修 > 第4回大学院授業英語化FD勉強会を開催