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概要

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36この度の研修を振り返ると、人と人との"繋がり "の大切さにあらゆる場面で気づかされました。ついては、そのことを中心に、月報を書かせていた だきます。今回私は、香港隊のサブリーダーという役目を与えていただきました。しかしながら、実際香港についてからの活動では、隊のみんなにかなり心配や負担をかけてしまいました。始めのうちは環境 になかなか馴染めず、思い通りにいかないことばかりでしたが、しかしそんな時には、メンバーがそれぞれのやり方でサポートをしてくれて、与えられていたミッションも、その助け合いのおかげで完了することができました。これはもちろん私の時だけではなくて、誰がというわけではなく、みんなが自ら行動して支え合って いました。そしてその様子をいつも肌身で感じられたのが、とても幸せなことでした。私ももっと周りに頼りにされるようにならなくては、といつも思っていましたが、3週間近くに及んだ HKU の学生たちとの交流の際の英語でのコミュニケーションの時など、未だ拙い私の英語をみんなが頼りにしてくれたことが度々あり、それにぜひ応 えたい、と思って頑張れたのが、何だか嬉しかった です。また、香港ヤクルトや SWIMSでの研修や、HKU の学生たちと過ごした日々は毎日が本当に刺激的でした。その忙しさに疲弊したこともありましたが、その都度身をもって感じたことをただやり過ごしてしまうのではなく、時には自分たちもその調子に流され、吸収して糧とできたのではないかと思います。一つ一つは些細かも知れないけれど、そのような日毎の成長を実感できた時であったと思っています。また、香港に滞在した期間は 1ヶ月近くと、時には長いようにも、はたまた短いようにも感じられました。香港という自分にとっては未知の地で出会った人は皆さんは私たち一学生に対しても、惜しむことなく、全力を持ってお話をして下さったり、疑問に答えて下さったりしました。そこにはもちろん人の良さというのはあるだろうけども、大きな理由は、学生という立場の私たちに持てるだけのものを持たせて、それを生かして将来社会に貢献していける人材に育って欲しいというような、期待をして下さっているからではないかと思います。日々急激に移りゆくこの世の中では、たとえ歴史ある企業といえども、常に消費者に求められる 姿を探っていかなければならず、その模索には、妥協も終わりもないのだといいます。私たちが日頃何気なく目にするものにも、普段気がつくことが なくとも必ず隠れた努力がある、そのことを、私たちはヤクルトでの研修を通して学ばせていただきました。そんな大切なことに気づかせて下さった香港ヤクルトの皆さまに、心よりの感謝を申し上げたいと思います。今回の経験を通して知り得た現実や養った価値観を大切に、これからも精進していきたいと思います。最後にはなりますが、ここで小松先生、メンバーへの言葉を述べさせていただきます。小松先生、この度の香港での一連の活動を通して、私たちは、様々な分野を専門とする、数食品生産科学科 1年サブリーダー 田中りか子