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概要

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18大学はマレーシアサバ州で最も栄えている都市から車で20分ほどの場所に入口がありますが、大学の建物は山全体に散らばって建っているために、高低差や距離で、徒歩での移動は厳しいと感じる程広いです。また、大学の敷地内に海、山があるため、その手付かずの豊富なボルネオの自然を扱った研究が総合的に行われています。サバ大学では、昆虫の研究をされているナジラ先生、マレーシアで新規化合物の研究をされている鎌田先生と鎌田先生の研究室の学生にお世話になりました。今回は昆虫についての研究がされている研究室でお世話していただきました。最初のナジラ先生の研究室では、大学敷地内の丘に登り昆虫採取、標本作り、同定をしました。ボルネオ島は豊かな自然に存在する固有種というイメージが強かったのですが、日本で見る種と似たような種も多くあり、驚きつつも、子供の頃に夢中になった虫取りの楽しみを思い出させてくれました。また、そこの研究室のある建物には、ボルネオ島で採取された昆虫の膨大なコレクションがあり、昔「甲虫王者ムシキング」というゲームにハマった私には堪らない光景が広がっているはずでしたが、不幸なことにカブトムシクワガタムシのコーナーは、整理する為か空でした(泣)。次に、サバ大学で1番お世話になった鎌田先生の研究室について書きます。鎌田先生の研究室では、日本では大学の学科単位である高価な研究用の機械が、研究室に置いてあり、順番待ちなどをせずに好きな時に、充実した設備を利用できることにとても驚きました。こういった環境が他の研究室単位でもあると聞き、基礎研究の体制が固まっていくマレーシアという国の力強さを感じました。こういった充実した環境を実際に見ると、海外に出てそのような環境に飛び込んで行きたいと思わされました。また、鎌田先生の研究室に所属している学生は、やる気、自信に満ち溢れ、彼らと接していて非常に気持ちが良かったです。彼らの課題や遊びへの取り組み方は、物事に本気で取り組むことは楽しいことだと、久しぶりに気づかされました。このプログラムでは海外でしか経験できないこと、人との関わりでしか得られないもの両方を得ることができたのは、最高の経験でした。黒谷悠吾尾崎智美研究室修を終えてマレーシア マレーシア 国立 サバ 大学熱帯 生物保全 生物保全 研究所( 研究所( ITBC ITBC )