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概要

海外探検隊_7

国際協力機構 TUDAN村マレーシアプログラムの特徴日本国大使館コタキナバル領事事務所 サバ州観光局WETLAND19マレーシアプログラムの最大の特徴はマレーシアのサバ州で行われることにあると言えます。サバ州はマレーシアの半島部ではなく、自然豊かなボルネオ島という場所に位置します。マレーシアでの活動は生活面も含めて全てがチャレンジでした。サバには公共交通機関が全くないため、移動にはタクシーを使用しますが、タクシーのドライバーと値段交渉から始めました。このように日本ではまず経験する事がないことの連続でした。企業研修を行ったヤンマーでは、海洋科学部、工学部のそれぞれがケミカルとエンジン部門で学んだことを共有し、教え合いました。ヤンマーの一つの研究所の中で、別々の部門がお互いに協力していることを目の当たりにし、私たちも、その体制を見習いたいと考えたからです。マレーシア国立サバ大学の研究室研修では、メンバー全員が全く新しい分野に試行錯誤しながら取り組みました。自然に囲まれた中だからこそ行える研究にサバの自然、その多様性の貴重さを体験することができました。国際協力機構(JICA)の活動でWetlandのマングローブ林訪問、TUDAN村の伝統的生活の支援などを行いました。TUDAN村では、伝統を守り大切に森と畑を使用している一方で、マングローブ林には近隣から投棄されたゴミが山のように流れ込み汚染されている現場を目にし、限りある自然資源保護の大切さを痛感しました。全ての活動を通して、現地の方々と拙いながらもマレーシア語を使ってコミュニケーションを取ると、距離がグッと近くなることも身をもって学びました。(中村 伸二)Tudan村では、JICAの依田さん、Mr.James、Ms.Jackieのサポートのもと、村の視察・農作業体験・養蜂の見学・村の方々との交流、さらに、伝統的な手料理をふるまっていただきました。訪問することで初めてわかる魅力がTudan村にはたくさんありました。(古澤 利賢)Wetlandでは歴代のマレーシア隊で初のミッションとなる、マングローブ林の清掃活動を行いました。約2時間の作業で54kgのごみを集めました。その作業の中で、マングローブ林の多様な生態系を垣間見ることができたとともに、保護の重要性や大変さを知りました。 (安田 朗)サバ州観光局では、成果報告会場もお借りしました。最初のオリエンテーションでは、永年マレーシアで生活されている原田さんより、サバ州の特色や民族性、観光局の仕事だけでなく、人生や信条についてのお話もお伺いしました。私達は、探検隊への思いを新たに、研修のスタートを切りました。 (佐々木 大河)領事事務所では、マレーシアと日本の関係や、その歴史、安全情報などについて教えていただきました。本格的にコタキナバルでの活動が始まる日に、訪問できたことで、後の活動の中で考える、感じるための土台を、メンバーそれぞれが作ることができたと思います。 (樋口 美奈子)