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概要

海外探検隊_6

企業研修:ヤクルト私たちは3/7?3/11の5日間、ヤクルトで研修をさせていただきました。1日目はヤクルト本社の概要を説明して頂いた後、プロモーター訪問、工場見学をしました。特にプロモーターという役割の方は日本のスーパーにはいらっしゃらないので訪問できたことはとても貴重な経験になりました。プロモーターとは販売促進人員のことで大きいスーパーのヤクルトコーナーに配置されています。主な仕事は新規顧客の方はもちろん、常連の方々にも毎回、ヤクルトがどのような点で身体に良いのかという効能を説明することです。また、工場見学ではヤクルトがどのようにできるかという生産工程を詳しく教えていただきました。この工場見学は毎日、地元の方々にも行っており、ヤクルトをなるべく多くの人に知ってもらおうという工夫がされていました。2日目と3日目は宅配部門研修で朝から夕方まで4人それぞれが別々の社員の方々に同行させて頂き、仕事をする姿を間近で見せていただくことが出来ました。宅配部門ではヤクルトの宅配、ヤクルトレディの募集、ヤクルトの宣伝活動などの仕事をします。そのうちヤクルトの宅配はヤクルトレディの仕事です。私はヤクルトレディに同行させていただき、一緒にお客さんの家を訪問しました。シンガポールの人はHDBという集合マンションの様なところに住んでいる人がほとんどで、HDBは広く、上り下りが大変であるため同行するだけでも汗が止まりませんでした。この仕事を毎日するのは相当大変だなと感じ、ヤクルトレディにインタビューしたところ、「隙間の時間を使うことができる」、「お客さんとコミュニケーションをとることが出来て楽しい」とおっしゃっていて、みなさんはこの仕事にやりがいを感じながら働いていらっしゃいました。4日目は直販部門研修でした。今回も社員の方に同行させて頂きました。暑い中、小売店からスーパーまで1日に何十箇所もまわりヤクルトの品出しを行いました。大量のヤクルトを持って各店舗を回るのは大変そうでしたが、新しく補充する数もヤクルト側で決めることができるため、売り上げ向上には良い方法であるなと思いました。最後に5日目は幼稚園での健康教室を視察させていただきました。健康教室とはヤクルトがどの様に身体に良いかをビデオやクイズで子供達に分かりやすく伝えるもので、子供達は皆、とても楽しそうに参加していました。この様な活動がヤクルトの正しい理解、将来的な顧客獲得に繋がるのではないかと思います。5日間の研修を通して一番印象的であったことは、シンガポールヤクルトでは接客する際に、日本の接客精神「おもてなし」の心を取り入れていることです。ヤクルトは、お客さんに良いイメージを抱いてもらいたいという工夫として、日本の接客様式を取り入れて他の店と接客レベルの差別化を図っています。私は、この工夫が多くの人にヤクルトが飲まれ続けている理由の一つとなっているのではないかと思いました。私は今回のプログラムで働くということがどのようなことか、どのような気持ちで取り組むべきかを学ぶことが出来ました。将来、自分も社会人となって働くときに今回の経験を活かしていきたいと思います。(谷口 実優)22お世話になったヤクルトの皆さんとの一枚