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概要

海外探検隊_6

研究室研修:国立台湾大学海洋研究所Institute of Oceanography National Taiwan University(IONTU)Mathematical Ecology Lab (三木 健 先生)メンバーが別々の研究室に分かれて、研修を行いました。研修に先立ち、IONTUで、全体オリエンテーションが行われ、IONTUや各研究室についての理解が深まりました。私は、三木健教授の数理生態学研究室で研修させて頂きました。私は、4日間の活動の中で、三木先生が行っている研究を体験させていただきました。また、研究活動の合間には国立台湾大学大学院の講義に参加させて頂きました。さらには三木先生と一対一でディスカッションをする時間も設けていただきました。私は、三木先生と出会って自分の進む道を考えるきっかけを頂きました。大学生になった私は、周りの人に流されて自分のやりたい学問を決めつけてしまっていました。三木先生の研究内容は、私が今まで知らなかったものであり、やりたいと決めつけていた分野とは違うものでした。だからこそ、「こんな研究分野もあるんだ」と視野を広げることができました。そして、一番私にとって大きかったことは、「私は、もっと自由にやりたいことを選んで良いのだ」と気づいたことです。それによって、今までの窮屈だった気持ちが取り払われ、自分のやりたいことに出会えるという、わくわくとした感情が湧いてきました。自分の進む道に出会うために様々なことを経験しようと、前よりも積極的な学生生活を送っています。このプログラムに参加できて本当に幸運でした。(橋渡 夏衣)国立台湾大学海洋研究所では海洋化学のNutrient Analysis Labで活動しました。私にとっては英語で海洋学を学ぶ初めての機会となりましたが、しっかり吸収することができました。最初は英語でコミュニケーションが図れるのかという不安もあったのですが、いざ話してみると自分の伝えたいことも相手の伝えたいことも理解できました。日本にいるときには英語で伝えるのは難しいのかなと思うこともありましたが、全くそんなことはなく一つの自信になりました。さらに、私は台湾滞在時、学部3年生であり4年生では海洋化学を専攻することが決まっていました。そのため、私は、海洋研究所の白書禎教授に今後、海洋化学を勉強することと、さらにどのようなものに興味があるか伝えました。すると、白書禎教授は、私を台湾の中央研究所に連れて行ってくださったり、海洋研究所の他の先生にも会わせてくださったりと私が知らない世界を見せてくださいました。海洋研究所での活動を通して気づいたことは、たとえ英語でも真剣に伝えようとすれば伝わること。そして自分がしたいことや考えていることを素直に伝えることで、その道に進むチャンスが開かれることがあるということです。日本に戻ってもそのことを忘れずにしっかり活動していきたいです。(笹岡 洋志)Nutrient Analysis Lab (白書禎 先生)18