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概要

海外探検隊_6

企業研修:ヤクルト私たちは、香港ヤクルトで4日間の研修を行いました。1日目、2日目に工場研修を行いました。工場は、訪れた人々がヤクルトの製造工程を見ることができるように見学通路が整備され、製品に関する展示がいたる所に設置されていました。見学者にヤクルトの製品や製造工程を知ってもらうと同時に、製造環境を開示することで製品の安全性も確認してもらえるように工夫されていました。また、従業員の休憩室なども見せて頂きましたが、内部の掃除が行き届き衛生管理が徹底されている食品工場の姿勢を見ることが出来ました。3日目、4日目は営業研修を行いました。ヤクルトの新規市場開拓やラベル貼りなどの営業の仕事を行いました。新規市場の開拓では、個人商店を一店一店巡りヤクルト商品を置くことのメリットを伝えるだけでなく、どう販売するのかを伝えました。既存の販売店では、賞味期限が切れそうなヤクルトをチェックし、掃除も行うことで、消費者に製品を安全に提供するだけでなく販売促進までを、総合的に考えていることがわかりました。また、糖尿病患者のためのチャリティーイベントにもスポンサー側として同席させていただきました。香港では、ヤクルトを飲みたいのに飲めない糖尿病の疑いがある方々や健康を気遣う方々のために糖質を抑えた製品が販売されていて、製品を紹介する機会ともなっていました。研修中に、香港ヤクルトの社員の方達の前で、新商品の提案をすることになったのですが、なかなか良いアイディアが浮かばず、何度も再考しました。営業の仕事で重要なことは、もっと商品が売れるためにどうすればよいかアイディアを出すことだと思います。社員の方々からは、自分が関わる事の無かった分野のことにも積極的に参加することで、多くの人と触れ合い、色々な知識、考え方を吸収することができると教えていただきました。そして、色々な考え方を蓄積することで、柔軟なアイディアを生み出すことができる、営業という仕事の奥深さと面白さを知ることができました。研修を通して、日本と同品質の製品を現地で製造し販売する過程を学ばせていただきました。海外に企業が進出することは、消費者に安全な製品を届けることを実現するだけではなく、現地の社員の方々の福利厚生や昇進制度などの人事面、現地の状況に即した営業など、あらゆる面での配慮や工夫が必要だと感じました。私はヤクルトに研修に行く前は、初めての研修でとても緊張していましたが、ヤクルトの社員の方々はとても優しく、笑顔で話しかけてくださいました。ヤクルトの社員の方々がこんなに親切なのは、社員の方々が自社のブランドに誇りを持ち、気持ち良く働いていらっしゃるからではないかと思いました。また、私はヤクルトで研修をさせていただくまで、営業という仕事はどのようなものか全く知りませんでしたが、このような短い間でも営業のあり方だけでなく、社会に出て役に立つ多くのことを学ぶことができました。この経験で、視野を広く持つことの大切さを実感しました。今回の研修では自分で考えていたよりも多くのことを学ばせていただきました。それは、将来、社会に出て役に立つことだけでなく、これから大学生活を行う上でも必要になることばかりでした。この研修の機会を与えてくださった、香港ヤクルトの皆様には大変感謝しています。これからもこの経験を活かして、多くのことに積極的に取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。(角田 久美子)10お世話になったヤクルト工場の皆さんとの一枚