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概要

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サントリーF&BインターナショナルSuntory Food and Beverage International(以下、SFBI) を訪問し、日本企業、特に飲食業の海外進出におけるお話を、三人の日本人の方々から伺うことが出来ました。SFBIは、Pepper Lunch というレストラン事業をアジア圏で展開しており、今回伺ったお話はPepperLunch 事業の香港での成功の理由や工夫、苦労などを具体例として、日本企業の飲食店がアジア圏へ進出するにあたっての難しさや克服すべき課題、方針などに関するものが主でした。僕はその中で、SFBIの方々の他国での実体験に基づく食文化や異国で日本食のレストラン事業を成功させるための膨大な知識に驚かされました。これはその後に訪問の機会を頂いた他の企業の方々とお話しする中でも感じた事なのですが、香港で出会った、海外でグローバルに活躍されているビジネスマンの方々は総じて、香港の前に何ヶ国か経験されており、その中で様々な経験を積み、それに基づく膨大な知識を蓄積されていました。そこに至るまでには、数々の試行錯誤があり、それらの厚みに、僕は毎回圧倒されました。さらに、その後近くのPepper Lunch の実店舗にて昼食をご一緒させていただき、オフィスよりもカジュアルな雰囲気でお話しさせていただく事も出来ました。ここでは個人的にリサーチプロジェクトのヒントを得るべく、香港の食事情に関して、自分が考えていた事についてのお話を伺う事も出来ました。僕自身、海外でそういった現場に立ち、日々試行錯誤されている方々とお話しさせていただくのは初めてのことで、刺激的であったことはもちろんのこと、その一瞬一瞬には沢山の気づきがありました。大学に入学し、約一年。アルバイトとしていくつかの職種を経験させていただく機会に恵まれ、様々な大人の方たちと接する中で、自分の頭の中でぼんやりと考えていた“仕事とは何か”、今回のこの機会は、この問いかけを考える上での新たなヒントとなりましたし、ここで伺うことが出来た香港の基本的な情報は、その後1ヶ月私たちが香港という街で暮らし、考え、そしてこの街と向き合う上でのベースとなるものでした。(小坂 薫平)5Pepper Lunch 広州東方宝泰店