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概要

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成果報告会 〈会場〉香港日本人倶楽部香港で過ごした一ヶ月、その間に何をして、その結果どんなことを考えたかを、英語で発表しました。準備の段階からメンバーでよく話し合って作り上げていきましたが、聞き手に伝わるプレゼンテーションを作るのはとても難しく、大変苦労しました。当日はお世話になった公的機関の方、企業の方や海洋研究所の方、日本からの留学生など、このプログラムを支えて下さったたくさんの方々に来ていただくことができ、感謝の気持ちと嬉しさでいっぱいでした。プログラムの最後にこのような発表の場があることで、一ヶ月間、高い意識を保つことができ、受け身ではなく能動的に動くことができたと思います。来て下さった方々に、きちんと発表をし、お世話になったお礼となっていたらいいなと思います。(リーダー:片山 佳実)リサーチプロジェクト(協力:イオンモール)今回のリサーチプロジェクトは、“日本と各国での魚の売り方の違いを考える”というテーマの下、各国のチームが様々な観点からイオンをはじめとした現地の市場で調査を行い、それをもとに考察をする、というものです。このプロジェクトは出発1か月前の1月、埼玉県のAEON越谷レイクタウンで始まりました。そこで私たちは、AEONの金岡さんから、具体的な市場調査の方法、観点などの“市場調査のいろは”についてのお話を伺った後、実際にレイクタウン内のスーパー、マルエツにて調査を行いました。その結果を考察し、金岡さんからさらに発展的なお話を伺うことが出来ました。普段、消費者として買い物をしているときに、自分が無意識のうちに意識していることから、逆に気にも留めない小さなことまで、それら一つ一つに意味があるのだという事を知りました。感覚を研ぎ澄まし、ほんの小さな事にまで注目し、その背景にあるものを考えると、今まで見えてこなかったものが少しずつ姿を現します。うーん、これはなかなか奥が深く、とても面白いと思いました。そうして市場調査の100分の1くらいは理解することが出来た私たちは、出発までに、日本の市場におけるデータを取りました。そしていよいよ香港に来ました。スケジュール上与えられた時間は2日間。この2日間で現地のAEON、超高級スーパーから超低価格スーパー、現地の伝統的な市場まで、多種多様な現場を回り、データを集めました。それをもとに日本との違いを照らし出し、1ヶ月を通じて出会った様々な方々から断片的に収集したヒントを結んで、自分たちの仮説を立てました。それを確認するために隙間時間でアンケートを取り、自分たちなりの考察を一つの形にすることが出来ました。それらを5ケ国分集め、最終的に5月の報告会でリサーチプロジェクト、ついに完結です。データを集め、違いを見付け、それらの背景にあるものを考えます。さらに、母数の少なさから一般化は出来ないものの、さらなる調査で裏付けを取ります。そういった一連の流れを、小規模ながら全て自分たちで行った、という経験はとても貴重で、また、今後の人生の節々で私たちにヒントを与えてくれる大切な、自分だけの、“ひきだし”となりました。 (小坂 薫平)10同行教員:横川 綾子(グローバル人材育成推進室:特任准教授)同行職員:梅野 健一 (学務部・教務課長(元))