り、その内容には一切の不安はなく、自信をもって発表に挑むことができた。個人的に所々で言葉が詰まってしまった場面はあったが、自分たちが用意してきたことを余すことなく伝えることができたと思う。英語での発表は日本語での発表とは比べ物にならないほど難しかったが、それゆえに4 人で協力して、時間と労力をかけて準備している時間はとても充実したものだった。 プレゼン発表終了後は、日本食レストランでNUS のお世話になった方々やダンウェイ先生の師匠にあたる方との懇親会が開かれた。プレゼンのプレッシャーから解放され、慣れ親しんだ日本食に囲まれ、とても清々しい気持ちであった。懇親会では、NUS の学生とスタッフの方と日本やシンガポールのことを和気藹々と話すことができ、この一か月で英語力の向上が少しはあったのかなと少し自信がついた。一方でプレゼン発表の後の質疑応答では、終始メイにアンサーを任せっきりになってしまった。あのようなアカデミックな議論の場であってもその議論の一員になることができる程度の英語力を持てるようになりたいと強く感じた。 NUS の懇親会終了後は、またしても Michael さんのご厚意で Michael さんのご家族全員とチリクラブをいただくこととなった。お仕事もある中でこんなにも私たちのために時間を取っていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいである。食事中は Michael さんの息子さんであるマークさんと日本のアニメの話やファッションの話、趣味の話をして楽しんだ。 今日をもってシンガポールでの研修はすべて終了し、残りの日数もわずかになってしまった。そしてこの日報が私が書く最後の日報である。渡航前はとても長く感じた一か月という期間は本当に一瞬であり、シンガポールでの生活が終わり、出会った方々ともお別れしなければいけないことが本当に残念である。多くの方に支えられながら過ごしたこの一か月で得た学びや気づきを今後の人生の糧として、いつの日かどこかでお世話になった方々と再会することができたとき、私たちの研修先、ホームステイ先として受け入れてよかったなと思っていただけるように精進していこうと思う。 <海洋生物資源学科2年 西依秀隆> 58 ことでより多角的で深みのある回答ができたと感じている。 夕方には一度作業を中断し、ひでが大輔先生の紹介で、シンガポールに住む日本人の方々が集まるフットサル会に参加した。研修の合間にこうした交流の場に参加できたことは貴重な経験であり、シンガポールで生活する日本人の方々の雰囲気や温かさに触れることができた。体を動かしてリフレッシュすることで、その後の作業にも良い切り替えができたと感じている。 夜に再び集合してからは、今日までに出した意見を整理し、全体の流れを確認しながらまとめを行った。さらに軽いリハーサルを行うことで、全員の発表部分のつながりや時間配分も確認でき、本番に向けての準備が一歩進んだ。英語でプレゼンテーションを行うのは初めての経験であり、不安や緊張はあるものの、今日一日の取り組みを通じて少し自信もついてきたように思う。 この一日を通して学んだのは、仲間と協力することの力強さ、そして異なる視点を持つ人との議論が自分の成長を促してくれることである。明日のプレゼンテーションでは、自分だけでなく仲間の視点も活かしながら、チーム全体として良い発表ができるよう努めたい。何事もなく発表が終わることを祈っている。 <海洋資源エネルギー学科2年 遠藤稜大> <9月 22 日> NUS 研修・報告会 【本日のスケジュール】 09:00~10:45 プレゼン準備 11:00 昼食 14:00 プレゼン発表 16:00 NUS 懇親会 19:00 Michael ファミリーとチリクラブ会 【その日の学びと気づき】 今日はついに NUS 研修最終日であり、報告プレゼンテーションの発表の日であった。9 月 16日の MKB での調査から始まり、休日も返上し、今日の午前中までかけて準備したプレゼンは 25期シンガポール隊 4 人の知恵と努力の賜物であ
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