海外探検隊 Vol.25
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<食品生産科学科 2 年 五十嵐琴里> ーとはまた違った新たなタイの魅力を楽しめそうだと期待が膨らんだ。11 時になりショッピングモールに入って昼食をとったが、開店直後だったからか早めの時間だったからか、まだ営業していないお店が多くあった。日本のショッピングモールでは、朝からほとんどのお店が一斉に営業を始めるので、その違いに驚いた。 タイにはナイトマーケットも多く、夜の方が町がにぎわう文化があるのかもしれないと感じた。こうした日本とは異なる生活リズムの違いも興味深く思った。その後、バイクタクシーを使ってワット・セーンスックを訪れた。別名地獄寺とも呼ばれており、最初に入ったエリアでは地獄での罰や死後の世界、教訓が描かれていた。グロテスクで刺激的な彫像が多く、最初はなかなか驚いた。しかし、仏教的には人間が悪事を働かないように分かりやすく教えを形にしたのだと考えると、一つの仏教の教えの伝え方としてとてもユニークで興味深かった。さらに奥に進むと、荘厳で非常に美しい寺院があり、空色の外壁に精緻な彫刻や模様が施されていて本当に素敵な寺院で感動した。地獄のエリアとは対照的な雰囲気だったので印象に残った。 夕方からは、2 つのマーケットを巡った。1つ目はチャトチャックマーケットで、屋台の前に沢山の机と椅子が並び、巨大なフードコートのようなになっており、清潔感があった。2 つ目のマーケットは、チェンタブリーのタイ人の友人にも勧められた場所で、洗練された都会的な雰囲気があり、今までのマーケットとはまた違った魅力で、とても楽しかった。両方のマーケットを巡って感じたのは、チャンタブリーとは違い、タイ人に英語が比較的通じることだ。ある年配の店員さんとは、英語で簡単な会話をすることができ、最後には値下げまでしてくださって、国際的な雰囲気を肌で感じた。 <9月 3 日> バンセーン研修/シーチャン島 【本日のスケジュール】 07:00 シーチャン島へ移動 45 たが、ただ僕たちが食材を指さしてタイ語を勉強していてもそっとうなずいてくれているし、10 バーツ分くらいしか買わなくても、 とてもやさしくしてくれる。タイの人はお金のために働いてはいるがお金に執着せず優しさだけで構成されている人々だとつくづく感じる。 午後は、英語は使わないというルールの下、タイの学生からは日本語でタイ料理を教わり、私たちはタイ語で日本食の作り方を教えた。タイでは料理名が調理法+食材になることが多いためあまり動詞を勉強していない私たちでもなんとか伝えられていた。ただ勉強に対する向かい方に大差があり悔しかった。 夜は初日に友達になった子にタイ語の勉強会を開いてほしいと頼みタイ語を教わった。もう少し早く開いてもらえばよかったと思う反面、簡単なタイ語が話せるようになった今、どのようにしてこの文章が成り立っているのかを知れて本当によかった。よくネットで流れてくる言語の正しい習得順のままタイ語を学べている気がして、とても楽しいし早く覚えられるため、英語もこのようにして学びたかったなと思った。 <海洋生物資源学科 3 年 請川凪砂> <8 月 31 日> 週末/マーケット訪問 【本日のスケジュール】 10:00 キャンパス近くを散策 11:00 ショッピングモール Laemtong Bangsean 13:00 ワット・セーンスック 16:00 チャトチャックマーケット 18:00 Park in the market 【その日の学びと気づき】 本日は Free day だったため、バンセーンの観光地をいくつか回ってみた。まず、大学の目の前にあるショッピングモールに行こうとしたが、開店時間が 11 時だったため、それまで近くを散策した。バンセーンはチャンタブリーとは雰囲気が大きく異なり、都会的でとてもにぎわいがあった。これから 2 週間、チャンタブリ

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