<海洋環境科学科2年 寺田彩乃> 身運動だったなと感じた。4 キロメートルの道のりをペアのタイ人と掛け声をかけながら漕いだ。その際に、はじめは「ワンツーワンツー」と日本語を使っていたが、途中からタイ語で「ヌンソーム ヌンソーム」と言ったり、日本語で「いちに いちに」と言ったりしてとても楽しかった。私たちがタイ語を聞くように、タイ人の人たちも日本語を聞いてくれることは非常にうれしいなと感じた。この 10 日間で言葉が通じなくても意思の疎通を図ることができることはわかったが、お互いの言語を知ろうとし、お互いの文化に寄り添う姿勢を見せると一気に関係がぐっと深まり、コミュニケーションが弾むなと思った。運河にはココヤシの木やスイレンなどの多くの植物が生えていた。また、カエルやミズグモ、小魚、蜂やレッドホークなどを見ることができた。想像していたよりも水中に生き物はいなかった。陸に上がった後は、Google map を使ってマッピングをした。 自分が撮った写真をピン付けして同定を頑張った。エリアによって鳥の多い場所や魚が群れているところなど特徴があって面白かった。調査をするときに活用したいと思った。一目で生物の分布がわかる良い調査法だと感じた。 また、川辺に家があり、そこには強そうな犬がいた。調べてみたところ、タイ・リッジバック・ドックというタイが原産の犬だそうだ。筋肉質な体つきでとても屈強そうであった。番犬として飼われていることが多いそうだ。また、タイの暑い気候に適した毛の短いつるりとした体つきが特徴的だった。チャンタブリキャンパスの周りは野犬が多く、日本よりも犬を見る機会がとても多い。また、タイ人の学生はインスタグラムで猫をあげていることが多く、街中のお店でも猫が飼われていることが多く、動物を飼う習慣が日本よりも定着していると感じた。 <8 月 24 日> チャンタブリ研修 【本日のスケジュール】 09:00 Parasae village 13:00 マングローブ林をクルージング 43 に右閉じの漫画が左閉じになっており、文字が横書きなことに対する読みやすさのために変わっているのだと思った。効果音もタイ語になっており、作品の演出を変えずに様々な国の人がそれぞれの言語で同じ作品を楽しめることの凄さを体感した。 ジュエリーワークショップでは、ペンダントを作った。ブラパ大学の宝石学部では、宝石の加工方法について教えているそうだ。アクセサリーに文字入れができるため、タイ語で名前を入れてみた。その時、タイの言語は子音と母音の組み合わせで文字ができていることに気がついた。タイのスラングに 5555 というものがあり、面白い時に使うものであるが、この 5555 はフォーマルなものであり、先生に対しても使うらしい。5はタイ語で「ハー」と発音することから、笑い声を表しているそうだ。10 代の間では、263857 といった、適当な数字の羅列で面白いことを伝えるそうだ。 夕方にタイのパーティに参加した。言葉がわからなくてもタイの文化を楽しむことができた。タイではどのお店にも QR コードがあり、現金支払いよりもスムーズにコード支払いができてキャッシュレスが進んでいると思った。 <食品生産科学科 2 年 五十嵐琴里> <8 月 20 日> チャンタブリ研修 【本日のスケジュール】 09:00 カヤック探索 14:30 バイオダイバーシティマッピング 【その日の学びと気づき】 本日は、カヤックで Ramphan canal の生物多様性調査(Biodiversity mapping)を行った。タイ人と日本人が 2 人ペアになって行った。このあたりの地域では、ティラピアがいるそうだが、日本から輸入されたことで 1965 年あたりに生態系に入り込んできたという話を聞いて非常に興味深かった。アジャーンはこの調査を月に一回行っているらしい。生態系は常に変化するからだそうだ。とても根気のいる作業で、これを継続的に行っていることに驚愕した。カヤックを漕ぐのは想像よりも大変だった。次の日に筋肉痛になり、全
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