海外探検隊 Vol.25
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<海洋資源エネルギー学科 3 年 宮村賢> ときはかなりギリギリの高さで少しスリリングな体験もできた。操舵手の方は途中で寺院に寄って時間が空いたが二時間近くを一人で漕いでいて、プロフェッショナルを感じた。ボートでは小松先生と二人で語り合うことができて、景色と同等に充実していた。価値観や人生観について考え直せたし、自分の今までの人生でよかったことを振り返ることができた。この海外探検隊の期間でさらに磨きをかけて、人生という旅を充実させていきたい。川下りの後にはクオン先生が買ってくださったパイナップルをいただいた。チリ風味の塩をつけて食べることに驚いた。また Dua の発音が違うだけでメロン、パイナップル、ココナッツの 3種類のフルーツを表すのが不思議だった。 ハイキングでは 300 段もの急な階段を上った。かなり疲れた。頂上から眺めた少し傾いた夕日と谷の景色は最高。それにしても革靴で不安定な岩の上を進めるクオン先生恐るべし。 夕食は小松先生、クオン先生とともに Bun Caを食べました。味変をしているときにメンバーの個性が垣間見えた気がする。かなりチャレンジャーな Sara、自分がいける量をわかっていそうなHinako、危ない橋は渡らない Yujiro。みんな食事をたのしんでいた。 今日で小松先生とはいったん離れここから 4 人で探検していくことになる。この三日間での成長を評価してくださった。再開した時に、より魅力的だと感じてもらえる変化をしていきたい。 <8月27日> VAST 研修 【本日のスケジュール】 10:00~16:00 VAST 研修 【その日の学びと気づき】 午前中は微細藻類を成長させる SOT 培地を1ℓ作った。A 溶液と B 溶液にそれぞれ必要な化学物質を少数第二位まで細かく測り入れ、ステリライザーで高温の水蒸気と高圧で滅菌するところまで行った。溶液を A と B を別々に用意してから混ぜるのは、化学物質が反応して固体の沈殿を生31 は異なる環境の中であるが、4人でコミュニケーションをとりながら協力することができていると感じる。今日は初めてグラブを使ったが、通勤のピークや交通規制の影響があり、配車にてこずった。配車や移動にかかる時間を多めに見積もって予約するという教訓を得た。滞在中にコツをつかんでグラブの使い手へと成長したい。 <海洋環境科学科2年 篠宮祐二朗> <8 月 22 日> フィールドワーク 【本日のスケジュール】 07:00 集合 10:00 Bai Dinh Temple 12:00 昼食 13:20 川下り 16:30 ハイキング 20:20 夕食 【その日の学びと気づき】 今日は朝早くからクオン先生が手配してくださった Ninh Binh へのツアーに参加した。探検隊のメンバー以外にもたくさんの現地の方々がツアーに参加しており、ガイドさんを中心にまるで元から友達だったかのように話していて、日本との国民性の違いを感じた。 Bai Dinh Temple ではクオン先生が仏像について解説してくださった。特に金で出来た像は迫力があり 3千の目と手、500 体の仏像が廊下に並んでいる光景が神秘的だった。寺院の入り口付近に掲げられた、白・オレンジ・黄色・青・赤の五色から成る旗は仏教を象徴する旗であることが分かった。 昼食はビュッフェ形式のレストランだった。日本とは異なる炊きあがりの白米や独特なスパイスが効いた料理がたくさんあり、満足できた。特にココナッツジュースは日本では味わうことがほとんどできないため、経験できてよかった。ココナッツの癖はそこまで強くなく、すっきりとした味わいだった。 昼食後にはボートに乗って川下りをした。雄大な川と岩壁の間をゆっくりと抜けていきながら見る景色は素晴らしかった。岩窟の中を潜り抜ける

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