染物に使う木(机左)とマングローブの苗(机右) タイダイの模様作りをしている様子 を知らなかったため、安くてエコなタイダイは、タイで廃れないように保護すべき伝統技術だと考える。 プレゼンテーションは、タイに来てから 3 回目であった。しかし、過去 2 回とは異なり、相手は先生や研究者の方々で、より緊張感を持って準備した。チャンタブリで初めて使った canva の操作にも慣れてきて PowerPoint 以上に、見やすくわかりやすいスライドが作れるようになった。この1か月、本当に様々なことを学んだが、母国語ではない言語で学習することの難しさを実感する日々だった。教えてもらったことを 100%近く理解できるようにするためにも、事前に単語力をつけたり、専門知識をつけたりといった準備をしておくことが必要であったなと後悔した。日本に帰ったら、この経験を活かしてより一層勉学に励んでいきたい。 小松先生から伺ったタクシーでの金銭トラブルは、もし自分たちがそのようなトラブルに遭遇したらどうすれば良いのか考える良い機会となった。先日、寮のコインランドリーが壊れてメンバーの洗濯物が取り出せないというトラブルがあったが、このことを除くと、ありがたいことに、この 27 日間大きなトラブルで困ることはほとんどなかった。留学前はタイ語を学ぶ重要性があまりわかってなかったが、この1か月を通してタイ語が使えずに困った場面がいくつもあった。郷に入っては郷に38 験を答える気がする。自分たちの英語力のなさのせいで説明を何度も止めてしまい、先生との別れ際に、私の英語での説明がわかりづらくてごめんねと言わせてしまった。私たちが科学的な専門用語を勉強してこなかっただけなのに、先生に罪悪感を与えてしまったのは申し訳なさとともに準備不足をとても感じた。 もしこれを次の派遣のメンバーが読むことがあるならば、専門用語(特に理系の実験ワードや物質の名前、海洋生物関係の部位であったり種類の名前)を話の流れで何となくわかるくらいには勉強しておくべきだと思う! <海洋環境科学科 1 年 齊藤丈治> <3 月 27 日> バンセーン研修 【本日のスケジュール】 09:00 タイダイ体験 09:30 マングローブ植林 09:50 タイデザート作り 14:30 プレゼンテーション 【その日の学びと気づき】 本日は、午前中に Klong Tum Ru community enterprise に訪れ、タイダイ(Tie-dye)と呼ばれる染め物の体験やマングローブの植林、タイデザート作りなどを行なった。タイダイは、日本の藍染めのように輪ゴムやクリップなどで縛ったり固定したりして模様をつけ、染料の液に浸した。マングローブ林の落ち技を染料として利用できること
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