【その日の学びと気づき】 今日は本来、Free day であったが、チャンタブリの先生の勧めで日中はチャンタブリの観光地を巡った。滝を見に自然公園に行ったり、約 300 年前に行われたとされているカンボジアとの戦争の跡地や2つの寺院を訪れたりした。チャンタブリの自然や文化、歴史に触れることができ、とても楽しかった。訪れた寺院の一つには仏様の像とガネーシャの像が飾られており、その寺院は仏教とヒンドゥー教両方の拝礼地の役割を果たしていた。私は、タイでヒンドゥー教が信仰されていると思っていなかったのでとても驚いた。ヒンドゥー教の信仰者が多くいるインドとは離れているはずなのに、なぜヒンドゥー教が信仰されているのか、なぜこの寺院で仏教とヒンドゥー教が共存しているのか、とても気になりタイの宗教観について興味が湧いた。今後の予定にある仏教の信者とイスラム教の信者が共生している漁村でのホームステイがより楽しみになった。 夕方からは次の土曜日、日曜日に行われるビーチの調査についてのミーティングに参加した。私が所属することになったグループには今まで喋ったことのある学生が少なく、なかなか会話の輪に入ることが難しかった。せっかく話しかけてくれているのにうまく聞き取ることができず、歯がゆい時間を過ごした。自分の英語力の不足を感じた。明日からの調査がとても不安であるが、精一杯、コミュニケーションがとれるよう頑張りたい。 <海洋環境科学科1年 中村悠新> 今日の夕食はタイの学生といっしょに食べた。このときにタイ語について少し教えてもらった。日本語でいうところの「雨」と「飴」のように言葉の音は同じでも音程が違うことで言葉の意味が異なることを知り、親近感が湧くと同時に、非常に難しい言語だと感じた。タイ語が話せるようになるには相当な時間を要しそうだ。 食事のときや移動時間に積極的にタイ語について聞いたり、タイ流のじゃんけんを行ったりとタイの文化についてみんなの興味が高まっているように感じた。メンバーと発音のチェックなどをし、買い物などの際に実践した。家でひとりタイ語について勉強していたときより、何倍もタイ語を覚えることが簡単で、語学を学ぶ上では仲間とともに学ぶこと、実際に使ってみることが非常に大切なのだと実感した。 <3 月 11 日> チャンタブリ研修 【本日のスケジュール】 10:00 村内見学 12:30 村を出て、チャンタブリの BUU へ戻る 【その日の学びと気づき】 チャンタブリに隣接するトラート県にあるムスリムの漁村へホームステイ2日目を迎えました。漁村の内をしっかり歩きまわるのはこの日がはじめてだったため、このときに村のつくりや全体的な雰囲気を知ることができました。 35
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