海外探検隊 Vol.19
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西川 功 私たちは7月24日から8月7日までの間、ブラパ大学チャンタブリキャンパスで研修をしました。私はその中でも7月24日から7月31日までの前半のアクティビティについて記します。 チャンタブリキャンパスでは様々なことを幅広く経験しました。中でも印象的だったアクティビティを2つ紹介します。 1つ目はマングローブでのフィールドワークです。大規模で壮大なマングローブに入っていき、そこで様々な生き物、植物を観察しました。観察できた生き物には貝やカニがいました。しかし、その種類は日本では見たことのないなものばかりでした。また、植物も様々な種類を観察でき、葉の形でその植物が何なのか調べました。実際にマングローブに行き、フィールドワークを行うことで知らなかったマングローブの生態系について学ぶことができました。 2つ目に紹介するのはエビの養殖についてのアクティビティです。このアクティビティは朝の6時30分から始まりました。ブラパ大学の所有するエビの養殖場に行き、最初はエビに餌をやりました。餌は養殖池ごとに細かく種類と量が決められていました。またその後、養殖池から水と数匹のエビを採集し、それらについて調査を行いました。水はpHなどがエビの生活にとって適切な値であるかについて調べ、数匹のエビは重さを量りその平均値、最大値を見ることで、成長の度合いを調べるというものでした。先生に聞いたところ、この調査は毎日行われているそうです。私たちは1日体験しただけでしたが、実際に体験しなければ分からないエビ養殖の繊細さや大変さを学ぶことができました。 ここで紹介した2つ以外にも本当にたくさんの日本ではできない貴重なアクティビティを行いました。そしてこれらのアクティビティは常にブラパ大学の学生と一緒に行いました。正直、私は今回の渡航前、タイの学生とうまくやっていけるかとても不安でした。なぜなら私は海外に行った経験もなく、英語を話すことも苦手だったからです。しかし、タイに行き一緒にアクティビティを行うと本当に多くのタイの学生と話をすることができました。アクティビティに関する話はもちろん、それ以外の話もすることができ、想像していた何倍も楽しくタイの学生と交流することができました。 このようにブラパ大学の前半のアクティビティは、楽しくかつ学びのある経験をすることができました。ここで得ることのできた多くのものを、これからの大学生活そしてその後の人生に生かしていきたいです。 15 ブラパ大学チャンタブリキャンパスはタイの首都バンコクから南東に約200km離れた位置にあります。バンコクとは違い、豊かな自然に囲まれている落ち着いた雰囲気のある場所でした。 大学近くのマングローブに行き、フィールドワークを行いました。そこにあったつり橋の上で撮った写真です。 ブラパ大学/チャンタブリ研修

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