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概要

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54食品生産科学科2年髙橋あゆみ中国プログラム本日の午前の研修では、香港のスーパーマーケットであるYata(ヤタ)へ向かいました。Yataは日本人が出資して建てられた会社でしたが、現在は香港企業が買収したそうです。Yata に入ると、日本のスーパーマーケットかと思うくらい日本の食品で溢れかえっていました。味珍味の方が、「これは味珍味で昨日箱詰めした商品です」と様々な野菜を紹介してくださいました。日本からはダンボールで野菜が送られてくるので、それを私たちが普段買う量の箱に詰め替える作業を味珍味で行っています。昨日野菜の箱詰め工程を見学したので、その光景と私たちが買う商品が頭の中で繋がって、感動しました。その他にも、味珍味ではスーパーマーケット内にあるコーヒーショップの原材料の調達等も行なっていると聞きました。私たちは普段、味珍味といったB to B の会社の名前を聞きません。そのような会社と、実際に私たちが商品を買うB to C の会社の繋がりを確認でき、私たちが見えない企業の仕事を普段の生活越しに垣間見ることができました。Yata では日本で見たことがあるそのままのパッケージの食品や飲み物、調味料も多く並んでいました。商品を取ってみると、日本で売られているパッケージの上から香港版の食品表示が書かれたシールが貼られていました。本当に文字通りシールを貼っているだけだったので非常に驚きました。午後はAeon(イオン)へ向かいました。昨日から事前に少し話を聞いていたのですが、香港のイオンでは、水曜日はSuper Day となっています。おそらく日本の「火曜市」に相当する日です。確かに特売日とあって、イオンの中は大混雑でした。味珍味からは、水曜日で客が多い日だけ、商品を提供しているそうです。最後にイオンから味珍味の倉庫まで移動し、桃に痛みがないか確認する作業と、日本と同じパッケージの杏仁豆腐やプリンに前述の香港版の食品表示のシールを貼る作業を3 時間ほど行いました。いわゆる単純作業なのですが、どうやったら効率がいいか?どうやったら自分がやりやすいか?を考えながら行うのは、結構頭を使いました。結那と私の日本人学生と香港大学の学生2人では、少しシールの貼り方が違うのが面白かったです。食品表示の中によく見ると、Import の欄に味珍味と書かれていました。自分の仕事が社会、そして誰かの生活の中で活きていると感じて、少し誇らしかったです。将来社会で働くことの楽しさを知ることができたような気がしました。(2019 年8月7日)