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概要

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34研究室で一番お世話になった方々と、学会の帰りに寄った動物園で撮った写真です。伏島万季台湾大学海洋研究所(1)DNA の解析データや形態学的手法を用いて、海洋生物(主に台湾周辺の魚類)の多様性について研究している研究室です。DNA の抽出、シークエンス結果解析、形態学的手法による同定、eDNA フィルタリング、私は3週間で主に上記四つの作業をしました。中でも最も手間と時間がかかった作業はDNA を抽出してDNA サンプルを作成することでした。DNA はとても繊細で少しの温度変化や混入によって正確なデータが得られなくなってしまいます。長年、遺伝子を扱ってみたいと思っていた私の夢が叶うと同時に、その大変さについて身をもって知ることができた刺激的な経験となりました。eDNA をフィルタリングしている待ち時間は台湾大学の学生さんとの会話を楽しみました。この時間は様々な点における台湾と日本の文化の違いや、簡単な台湾語を学べる貴重な時間でした。日本について質問される度に自分は日本について知らないことが多いと思い知らされました。日本について説明できないことが海外で一番恥ずかしいことだと感じました。私は13 期探検隊の中で最も英語が苦手な思いがあったので、英語では勝負せずに気持ちと勢いで3週間乗り越えようと事前に決心していました。英会話はままなりませんでしたが、わからなかったらwhy、やってみたいと思ったらI want to try、気になるものが置いてあったらwhat、何かをやっていただいたらthank you、この四つのフレーズだけは惜しみなく発しました。その結果、やりたいことは全部でき、知りたいことは全部知ることができ、最高に刺激的な3週間を過ごすことができました。日本に帰るときには寂しさはありましたが、心残りが全くなかったのはこの四つのフレーズによって全てのことに積極的に向き合うことができたからだと思います。Why の後に文章を続けられない私の意図をくみ取ろうと、常に私に寄り添ってくれた台湾大学の方々の優しさを思い出すと感謝の気持ちでいっぱいになります。最後にお世話になった学生さんにお礼の手紙を書きました。伝えたい感謝の思いはたくさんあるのに気持ちと勢いだけではそれを伝えられる文章が書けませんでした。そのときに初めて英語ができなくて悔しいと思いました。今までの私にとって英語はただの勉強の対象でしかありませんでしたが、この悔しさを味わって「英語を勉強しなければ」から「英語を勉強したい」に変わりました。もっと英語を自由に使えるようになって、いつかネットや辞書を使わず全て自分の言葉で書き上げた感謝の手紙をもう一度お世話になった学生さんに渡したいです。