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概要

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12プレゼン発表の後の打ち上げの際、TMSI の教授と研究室の学生と撮った写真です。とてもフレンドリーな研究室でした。高木葉好シンガポール国立大学 TMSINational University of Singapore (NUS) シンガポール国立大学はシンガポールを代表する大学です。今回、私たちはTropical Marine ScienceInstitute(TMSI)という研究室にお世話になりました。8 月18 日から23 日の5 日間、私たちはシンガポール国立大学(NUS)の熱帯海洋科学研究所(TMSI)にて研修を行いました。シンガポール国立大学は、シンガポールを代表する大学です。私たちの研修を行った、TMSI という研究所ではサンゴの研究を行っていて、研究で行う作業の一部を手伝わせていただくことになりました。TMSI では、シンガポールで、飛行場や港のために増える埋め立て地によって、行き場を失ったサンゴの移植や調査をしています。サンゴは埋め立て地を作られることによって生息する場所がなくなったり、流されやすくなったり、砂に埋もれてしまったりして数を減らしています。そこで、TMSI ではサンゴが成長しているかを調べています。潜って撮った写真から、産まれたばかりのサンゴの大きさを割り出します。また、その1か月前の同じ場所のサンゴの大きさのデータも同様に出して、大きさの変化を比較しました。この結果をまとめて、最後にはTMSI の教授と学生に向けてプレゼン発表を行いました。結果は場所によって、サンゴが大きくなっているところがありました。学生のアドバイスを受けつつ、ある2 点の観察地の違いが海底の年代にあることに着目してプレゼンを作りました。私がTMSI に行ってうれしく思ったことは、NUS の学生はとても優秀であるにもかかわらず、それをひけらかさず、驕った態度もせず、とても優しく私たちに接してくださったことです。TMSI の学生とは、一緒に食事に行ったときや車に乗っているとき、シンガポールのおすすめの観光地や料理、日本で行ったことのある観光地などの話をしてくれました。また、最終日のプレゼン発表の後の打ち上げでは、私たちの将来の話も一人一人聞いてくれました。また、私がずっとやってみたいと思っていた、研究室での研修を行って、研究には地道な努力が必要なのだと感じました。研究をするのには何か月、何年分もデータが必要です。私たちが作ったサンゴのデータは研究所でまとめているデータのほんの一部です。学生が持っているデータは何年分もありました。この地道な作業が研究を作っているのだと感じました。最後に、TMSI は最後に行った研修先ということもあって、私が最も英語でのコミュニケーションの取れた研修先でもありました。皆優しく、英語の発音もきれいなので英語が少し苦手な私でも会話を楽しむことができ、もっと話しかけてみようと思えるように、成長できた研修先でした。