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概要

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53海洋環境科学科1年平松優花台湾プログラム今日の午前中は、昨日に引き続き、marinesediment のスライス作業を行った。昨日よりも手際よく進めることができたと思う。台湾に来てからの野菜不足に危機感を抱いた私たちは、お昼に大学内のフードコートで野菜の多そうなビビンバを食べた。日本のビビンバと味が異なり、私個人としてはとても好みの味で、今後もはまりそうな予感がした。午後からは、新しい実験として、午前中までに完成させたサンプルの洗浄作業を行った。実験の詳細はノートの写真を添付しようと思う。午後からの作業は階を移動した実験室で行ったのだが、作業の度に外に出たり移動したりすると、他の研究室の方も明るく挨拶してくださった。台湾大学での研修は3 日目にもかかわらず、昨日と今日の実験は、途中研究室の方々が様子を見に来てはくださるが、妙と2 人きりで任せてもらっている。正直、1 年生で知識も浅く、実験の経験もない私たちが、こんなに早い段階から本格的な実験をさせていただけるとも思っておらず、まして2 人きりで実験させていただけるとは想像もしていなかった。また、先生も、私たちが1 年生であることを考慮してくださりつつも、本格的な研究内容の実験をさせてくださっている。明日から出張に行かれる先生は、とても丁寧に今後やることを教えてくださり、私たちが無理しないように気にかけてくれる。さらに、同じ研究室の方々に、私たちのサポートをするようにも伝えてくれた。このように、様々な場面で、研究室の一員として私たちを迎え入れてくださっているのを感じる。このことに感謝し、これからも積極的に質問したり、自ら動く姿勢を大切にして研究室での活動を行っていきたい。夕食は、台湾大学の学生に、レストランを案内してもらった。メンバーそれぞれが、この数日で積極的に英語で話しかけようという意識が高まっているのを感じ、私もみんなを見習わなくてはいけないと思った。台湾大学の学生から、台湾の高校事情、台湾の若者事情、台湾大学の文化祭、といった様々な台湾の文化を教えてもらった。日本の文化も話したところ、同じだ!と言っていたところもあれば、そうなの?!と違いに驚いていたところもあった。このような話は、インターネットなどではわからない、直接現地の学生に聞かないとわからないことなので、とても貴重な経験だと感じた。今日案内してくれたのは、初日に夜市を案内してくれた学生だ。彼らはそれからも、とても親切に台湾を案内してくれたり、いろいろな話をしてくれる。台湾に来てから毎日、人々の温かさ、優しさを強く感じる。その一方で、果たして自分たちは、日本で外国人に自然にここまでできるか、とふと考えてしまう。大学での研修が始まってから、毎晩妙とその日の復習をしている。この復習が習慣化できていることに気づいた。それだけこの分野に興味を持ち、楽しい、もっと知りたいという好奇心や向上心が日に日に高まっているのだと思う。添付するノートは、今日の復習として記したものだ。明日からもこの姿勢を忘れず、さらに高みを目指していきたい。(2019 年3 月7 日)日報抜粋版