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概要

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40写真は帰国前日に、ホストファザーとマザーが一緒に撮ってくれたものです。坂口七海翔ホームステイ(2)アイルランド隊は6人それぞれ異なるホームステイ先にお世話になりました。各家庭にはそれぞれのドラマがあります。その中の私がお世話になったホストファミリーについて紹介します。私のホストファミリーは老夫婦2人、娘さん1人、犬が2匹という家族構成でした。初日からハグで迎え入れてくれた温かい家族に恵まれ、英語のみの環境で過ごし、彼らからは、アイルランドの文化や日常の英会話をたくさん教えてもらいました。最初の頃、彼らも私も忙しく、なかなか夕飯などを共にすることは難しいとわかりました。私がいるからといって、彼らの生活スタイルが変わるのではなく、自分たちの普段の生活の一部に学生を泊まらせるというのがホームステイのスタイルです。そこで、せっかくの機会だから迷惑にならない程度に、多くのことを吸収したいと私は考えました。私は彼らと会える時には積極的に質問したり、話しかけたりしました。すると、彼らは私とすごす時間を増やしてくれました。アイルランドの魚食文化について質問した次の日にはトラウトを使って料理してくれました。海洋生物に興味があることを話すと、動物好きの娘さんが、自分の部屋で飼っている観賞魚を見せてくれました。ブレグジットの投票日には、みんなでテレビを囲んで国会中継を見ました。話すスピードが早く、専門用語が多い英語で雰囲気しかつかめないため、こまめに質問するようにしました。この人はどんな人?メイ首相は負けたの?これはイギリスの市民は参加してないんだね?などと聞いてみることで、より正確に深く理解できました。Japan Day の終わった日には、習字道具でホストファミリーの名前をあて字の漢字で書いてあげました。それに興味津々だったのか、漢字の意味をたくさん質問してくれ、犬の名前まで書くように頼まれました。彼らは私の書いた書道のために額縁を買って飾ってくれました。これらの大切な思い出ができ、学びを得られたのは、自分で行動し、積極的に彼らと関わりたいという意志がホストファミリーに伝わったからできたことです。私は今まで慣れない人や、初対面の人に上手く話せない人でしたが、今回のホームステイで、私一人で、チームメンバーもいない中、英語でホストファミリーに話しかけ、好奇心をぶつけていくことで、より私に接してくれるようになったことは大収穫であり、自信につなげていきたいと思います。こんな私になれたのは、前回参加した香港隊で香港大学の学生に刺激を受けたからできた、と思います。海外探検隊が身になっていることを実感できたよい研修でした。