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概要

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15チーム2 では2 つの研究室研修と、フィッシュマーケット見学を行いました。(フィッシュマーケットはチーム1 と同行したためここでは省略します。)1 日目は、海洋生物の研究室で貝の同定をしました。午前中は、何種類もの図鑑とにらめっこしながら30 個程の貝を同定しました。見分ける際、表面の模様の他にも、貝の中にある突起物の有無など細かい同定の仕方があり、一見同じような貝でも違う種の場合もあり難しかったです。研究室の方に、自分たちが同定した貝と学名が合っているか答え合わせをしていただき、当たった時はうれしかったです。午後は、見分けた種の学名、サイズ、重さ、採取場所をパソコンで表にデータエントリーしました。膨大なデータを打ち込む大変な作業でしたが、メンバーと協力し合って終わった時は達成感に包まれました。この研究で、貝の生態系を守ることに繋がると聞き、大学や研究の存在の意義を実際にやってみることで改めて実感できました。2 日目からはマイクロプラスチックの研究室にお世話になり、海へフィールドワークに出かけました。砂、海水を採取して水温、塩分をはかり、マイクロプラスチックを採取しました。3 日目には採取したマイクロプラスチックのサンプル作りをしました。初めて見る実験器具や、なぜこの薬品を使うかなど、質問したら英語で丁寧に説明をして下さいました。この研究で、どこの海が汚染されているか、どのくらいマイクロプラスチックがあるかを調べることで、海洋環境保全の対策を考える時に役立てることが出来るそうです。3 日間の研究室研修で、研究のやり方、意義を学べたことはもちろんですが、香港大学生の積極性や好奇心、コミュニケーション能力の高さに刺激を受けることができました。質問をするスピード感や意識の高さに驚かされました。初めて会ったのにも関わらずとても仲良くしていただき、それによって研究作業もしやすい事が分かり、人との付き合いの大切さも学べました。坂口七海翔香港大学(2)