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概要

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442013 年からスタートし、先輩方が築き上げてこられた海外探検隊は、今春ついに10 回目を迎えました。私はこの節目の派遣で、しかも1期生から続く伝統的なチームであるタイチームのリーダーとして参加することができ、大変光栄に思います。10 期生は、6 つの国と地域に合わせて24 名の学生が派遣されました。そのうち半数近くは複数回派遣されている学生で、低学年の参加が多くなった海外探検隊にとっては心強い存在であり、またプログラムが定着してきたことの表れだと思います。そして今回は初めて、海洋工学部から2 回目の派遣となる学生が誕生しました。私が入学してからの海外探検隊を振り返ってみると、まず1 年生の夏(5 期生派遣)から1 年生の参加が可能になり、私の同期も多く参加しました。帰国後も高校での出前授業やEAST プログラムなど海外派遣以外の活動も充実してきた時期で、私はそこから“海外探検隊ファミリー”の仲間入りをしました。私が海外プログラムに初めて参加した2 年生の夏(7 期生派遣)からは、海洋工学部からの参加が始まり、また当時の1年生(現3 年生)の中には海外探検隊に参加したくて海洋大に入学してきた学生もいるほど、プログラムの知名度も上がってきました。海洋工学部からの参加は、本学のカリキュラムにおいて当時例を見ないものであり、品川の学生にとっては新しい刺激が得られるものでありました。当初は高学年の先輩の参加が多く、彼らから学ぶことが多かったですが、現在は低学年の参加も増え、より相互に刺激し合えるものとなりました。今回の私の派遣は、タイユニオンへの派遣学生の中で初めての海洋政策文化学科からの学生ということで、食品専攻でない私はプレッシャーも感じていました。食品を専攻しているパートナーからのフォローももらい、マーケティングについてなど自分が持ち合わせている知識も動員しながら、最終的には現地の社員の方々、国内で窓口になってくださっている東洋冷蔵の社員の方々から良い評価をいただくことができました。今回の派遣では、未知のことに取り組む重要性を学ぶことができ、そして何よりも自信をつけることができました。現地での成果報告会では、今までお世話になった方々のことを思い出し、溢れるものがありました。自分がここまで成長することができたのは、海外探検隊でたくさんの人と関わり支えられ、仲間と切磋琢磨し合えたおかげだと思います。あと1 年弱の学生生活の中で、恩返しをしていきたいと思います。タイ隊安田 朗10 期海外探検隊を終えて