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概要

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253 月5 日から3 月9 日の間、私たちはベルゲンからスタヴァンゲルに帰って来てまたNofima で研修を行いました。3月5日は、午前中にエーゲルスンという場所にある Pelagia という水揚げ、加工、貯蔵を行っている機関を訪問した後、Nofima に戻り4日と5日にかけて行う実験の説明を受けました。Pelagia ではサバを捌く機械を見学した後、-28℃の冷凍庫に入らせていただきました。見学をしていく中で、気になる点をいくつか質問させていただいたのですが、興味深い点をいくつか知ることができました。また、日本のディーラーがここまで交渉に来ていることや日本も数ある東アジアの取引先の一つにすぎなくなっていることなどはとても興味深いことでした。午後に聞いた実験の説明は時間のない中で行ったので駆け足気味で、また手順も多かったのでついていくのに精一杯でした。そのため、手順を理解するために何度も何度も宿泊先で復習をしたり班員で確認をしあったりしました。3 月6 日はサバを高圧化で処理することによる成分の違いを調べる実験を午前9 時から午後4時まで行いました。前日に手順をよく確認したはずなのに効率よく動けないところがあり、そのたびに実験を担当してくれているエステさんという方に助けていただきました。エステさんは手順が完璧に頭に入っていて、とてもてきぱきと動けていたので、見習う点がいくつもありました。3月7日はサバを特別な電子レンジで加熱する処理をすることによる成分の違いを調べる実験を行いました。前日の実験でお手間をかけさせてしまった分、さらに復習・予習をしてから臨んだため、すべての手順を自分たちの力で進め、前日より1 時間以上早く終わらせることができました。実験をする上での予習・復習の大切さを学びました。3 月8 日は翌日の最終プレゼンのための準備日でした。この日までも準備を重ねてきたのですが、この感謝の気持ちをしっかり伝えようと思うと、この日を一日中使っても足りないくらいでした。帰宅して夜遅くまで準備をしました。そして、3 月10 日は最終プレゼンを午前中に行い、午後は残り僅かな Nofima での時間をかみしめながらみんなにお礼を言って回り、お別れをしました。最終プレゼンは全員で入念な練習をしてから望んだため、約2 時間のプレゼンも無事に大成功を収めることができました。Nofima の人たちは想像以上に喜んでくれ、しっかり準備してきた甲斐があったと感じました。このプレゼンが成功に終わったため、最後のお別れはみんなと笑いあってお別れをすることができました。湯川舜士Nofima (2)