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概要

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36 教員立案型体験レポート海洋環境学科 4年 杉澤 百合絵 今回、シンガポールへの一ヶ月短期留学では、様々な事を学ぶ事ができました。最初の頃は、シンガポール特有の英語“シングリッシュ”で聞き取りにくく、何を話しているのか分かりにくく不安でしたが、向こうの研究室の方々が親切に教えて下さいました。そうして徐々に環境に馴れ、研究室の方と仲良くなる事ができました。研究室では、様々なことをやらせていただきました。フィールドワークで、マリーナ(船着場)に行って、採水、採泥、そのマリーナの環境調査などをしました。フィールドワークでは、最初は手順や勝手が分からず、何をして良いか分からなかったのですが、研究室の方に何をすればいいかを聞き、皆がやっている事を見て、徐々に手伝えるようになりました。また、このキャリア演習を体験して、多民族国家のシンガポールにいき、様々な文化に触れることができ、視野を広く持つことができました。一ヶ月はとても短く感じ、充実した期間を過ごせたと思っています。この演習に行く事ができ、様々な人に感謝しています。食品生産科学科 4年 宮本 裕貴 私は、今回の海外派遣キャリア演習でカナダの企業、ゴードンフードサービス傘下のアルビオンという水産加工会社に3週間滞在しました。そこで、会社の品質管理部長で私の受け入れ人でもあるMusleh Uddinさんにいろいろと知識を教えていただきました。 まず、アルビオンが取り扱っているサーモンやカニなど様々な水産物を見せていただいて、その水産物について鮮度の見分け方や特徴を教えていただきました。次に、水産加工品の製造工程を実際に見ながら教えていただきました。また、工場内の温度管理の仕事を体験させてもらいました。 これらの体験を通して水産物に関する知識や海外の会社の工場がどのような品質管理・衛生管理体制で製品を生産しているかを実際に見ながら学ぶことができ、とても貴重な体験ができました。また、ホームステイや観光などカナダでの生活を通して、日本とは違うカナダの文化を知ることができ、とても良い経験ができました。海洋生物資源学科 4年 藤井 巌私は2013年10月にアメリカのワシントン州立大学(ワシントン州シアトル市)を訪問しました。派遣先では私が卒業論文のテーマとする混獲問題を扱う研究室に机を置かせていただき、そこを基点に水産資源関係の講義を聴講したり、水産学部内で開催される講演会に参加したりと、演習における活動は多岐にわたりました。これらの活動を通して私は、水産学を専攻する学生として水産学に対する新たな認識を得ることができました。私は東京海洋大学で水産学を約4年間にわたり学んできましたが、その中で持続可能な漁業(サステーナブル フィッシャリー)という言葉を度々耳にする機会がありました。近年、日本でも環境に配慮した漁業が重要視されつつあります。一方,アメリカでは日本以上に環境、とりわけ海洋生態系の保全を水産資源管理を行ううえでの考慮すべき点として捉え、持続可能な漁業の発展を重要視する傾向にある印象を受けました。日本とは異なるアメリカの漁業に対する視点は私にとって非常に新鮮なものでした。派遣先カナダ  ゴードンフードサービス派遣先シンガポール  シンガポール国立大学(NUS)派遣先アメリカ  ワシントン州立大学