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概要

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21海外探検隊 シンガポール海外探検隊 タイ〈Aグループ〉教員立案型 体験レポート水産、農業分野での実績を誇る国内最大規模の大学■ 海でのサンプリング■ミドリイガイ養殖場の見学、土壌分析■ プランクトンの採取、培養、観察■ クマノミ養殖場見学と摂餌■ 底生生物の観察■ マングローブ見学カセサート大学シラチャ研究所 私は海外志向が強いわけではなく、異国で一か月生活することだけでも緊張していました。また、正直なところ、グローバルについては何のイメージも持っていませんでした。 研修で一番驚いたのはとにかく英語が通じないことです。海外=英語という先入観があり、タイ語をほとんど覚えずに行った私はもう終わったと愕然とし、泣きそうになりながら作業が始まりました。しかし、従業員の方は全員常に笑顔。適当な返事しかできない私に何度も話しかけてくれ、食事の準備などあらゆる作業を手助けして下さいました。タイの方の寛大な姿勢には本当に感動しました。辞書を片手にタイ語・日本語を教えあって徐々に仲良くなり、休日には観光にも連れて行ってもらうなど、たくさんの思い出を作ることが出来ました。 グローバルに活躍するには、語学力だけではなく、自分の固定観念を捨てて、現地の習慣や方針を理解し、溶け込もうと努力する柔軟性が必要だと感じました。食品生産科学科 4年 本田 詩織私だけの持ち味を、日本を大切に思うのと同じように世界を、知ることが大切。語学力より柔軟性 タイに行って私が学んだのは、海外では英語だけが重要なのではなく、むしろ逆、世界中どこにいたって人と人との間で大切なことは変わらず、それがわかれば日本と海外の境なんてなくなる、ということです。 今まで私は、グローバル=英語、と思い込み、英語が苦手なことを理由に外国との間に壁を感じていました。それに、私は日本が大好きです。私はずっとこの国で生きてきたし、私の大切な人たちや思い出の場所は全部ここにありました。何の不満もなく、外国に行く意味はないと思っていました。 しかし、タイの人も自分の言葉で話し、そして自分の育った場所を愛している、つまり私と同じだということ、そしてだから、たとえ言葉は通じなくとも、お互いが工夫すれば理解し、仲良くなれるということを知りました。世界に壁はないと知った今は、言葉より大切な私だけの持ち味を、日本を大切に思うのと同じように世界を、知ることができたら、と考えています。海洋環境学科 3年 岡本 尚子参加後、自分に起きたグローバル意識の変化について